大阪の高気密高断熱住宅
つむぐ家

「つむぐ家」で採用している断熱材は、セルローズファイバー断熱材という、人や環境に優しい素材を採用しています。断熱材は、夏はエアコンで冷やされた空気を外へ逃がさず涼しくし、冬は魔法瓶のように家の中のあたたかさを逃がさない役目を持ちます。数ある断熱材の中でセルローズファイバーを選んでいる理由として、天然の木質繊維で化学薬品を使用しておらず、隙間なく吹付することにより、気密性能・遮音性能に優れていることが理由としてあげられます。また、万が一の火災にも実は強く、1000度を超えるガスバーナーを使用した実験では、表面が焦げただけで内部には影響がなく、また化学成分を使用していないので有毒ガスも出ません。これだけ優秀なことだらけなのですが、難点としては施工が難しく、キチンとした技術力を持った業者に頼まないと、本来の性能が発揮できないことがあります。

「つむぐ家」で主に使用している窓は、高性能樹脂サッシです。なぜ、窓の性能にこだわる必要があるのかと言うと、家の中で最も熱が逃げやすい場所、それが窓です。冬場窓ガラスに頬をつけてみたら、ヒヤっとしませんか。窓のすぐ近くにいたらなんか冷たい空気でヒンヤリしていませんか。それは窓の断熱性能が低いため、そこから熱が常時逃げているからなのです。（夏場は逆にそこから熱が入ってきます）家の断熱材を良くしても、そこから熱が逃げては意味がありませんね。また日本は世界的に見ても窓の性能がとても遅れており、窓の断熱性能の基準値がありません。例えば、ドイツでは高性能の窓しか作ることが出来ず、中国でもそういった窓の性能基準があるのです。そこで私たち「つむぐ家」においても、独自の性能基準を設け、費用対効果を見て、できるだけ費用は上げずに性能を上げることが出来る高性能樹脂サッシを選んでいるのです。
また、「パッシブ設計」を重視し、プラン（設計）から高性能にすることを重要視しています。季節によって異なる太陽の角度から、冬はできるだけ熱を吸収し、または夏の暑い日差しは遮蔽するなど、自然の力に逆らわず、力を利用したエコロジーな設計手法の家（パッシブハウス）を常に意識しています。

「つむぐ家」では、設計だけでなく施工までキチンと監理し、言葉だけでなく数値として計測の結果をご説明させて頂いております。全てのお家に対して、第三者機関による性能評価の検査を行うだけでなく、気密の性能測定も全棟で実施し、家にどれだけの隙間があるかを判定します。大阪で必要となる良い家の条件として、隙間の量「C値」が1㎠／㎡以下かどうかが判断基準になります。気密性能を高めるために、材料選びも大事ですが、現場の職人さんにもキチンと気密性の重要性を理解してもらい、ただ何となく施工するだけでなく全員が意識を持って気密性能を高めようとすること、ちょっとした隙間も見逃さずにキチンと施工すること、これが一番重要になってきます。工事の中間期、また完成前に検査することで、キチンと気密が取れているか、問題がある箇所が無いかを数値として判断でき、お客様にもとても安心して信頼感をもっていただけています。